少額でも始められ、税金もかからないNISAはお小遣い稼ぎにピッタリ。
そして、今月から積立NISAも開始されました。
一体、NISAとは何なのでしょう?そして積立NISAとは??
投資初心者でも収入がアップできるとは本当なのでしょうか?
この機会にまとめてお伝えします。
1.NISAとは
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して、約20%(20.315%)の税金がかかります。
NISAとは、Nippon Individual Savings Accountの略で、NISA口座内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり税金がかからなくなる制度です。
2.NISAのメリット
2-1.非課税である
株を売って得られる利益や、銘柄によって1年に1回か2回貰える配当金は、NISAだとすべて非課税になります。
通常、特定口座や一般口座での投資は、儲けに対して20.315%が税金として引かれてしまいます。
よってこれだけでもお得な制度といえるでしょう。
またNISAでは、上場株式だけでなく、投資信託やREIT(不動産投資信託)など幅広い銘柄を買うことができます。
ただし、NISAで非課税を受けることができる投資額は年間120万円、非課税期間は5年になります。
2-2.少額投資がOKである。
NISAの年間の非課税枠は120万円ですが、必ずしもそのすべての埋める必要はありません。
投資金額は少しずつ増やしていくのがおすすめです。
また、上場銘柄の中には10万円以下で購入できるような人気銘柄もあります。
さらに、投資信託では1万円以内で買えるものがあるので、少額からでも始めることができます。
2-3.リスクが低い
2-1にもあるように、NISAでは、上場株式だけでなく、REIT(不動産投資信託)、ETF(上場投資信託)も購入が可能です。
その中の1銘柄だけでNISAの非課税枠を埋める「単一投資」は大きなリスクを伴います。
それよりも異なる複数銘柄に投資する「分散投資」の方が株価が下がった場合
下がった株価を上がった株がフォローできるため、リスクが少なく収支も安定します。
3.NISAをスタートさせる4ステップ
3-1.口座開設
口座を開設できる金融機関は銀行、郵便局、ネット証券会社、店舗型証券会社の3つです。
中でもネット証券会社は窓口対応こそないものの手数料の安さや取扱商品が多いことから非常に人気です。
ネット証券の魅力的なサービス3つ
1.手数料が安い 取引のためにかかる手数料。ネット証券なら手数料無料の会社が多いです。
2.キャンペーンがお得 口座開設をする際に貰えるサービスの中で住民票取得サービスがあります。平日忙しい人には大変うれしいサービスといえるでしょう。
3.いつでも取引OK スマホ対応の証券会社なら、いつでもどこでも取引ができます。
3-2.商品選択
NISAで購入できるのは4つあり、それぞれに長所と短所があります。
1.株式…活発な売買取引で値動きが大きいものが株式。短期間で大きなリターンを狙うなら有利だが、根田刈りのリスクは大きい。リターンも大きいがリスクも大きいということになります。
2.投資信託…投資のプロに運用を任せて、運用で利益が出たら、投資家に分配する商品、1万円以下で購入できることもあります。
3.ETF(上場投資信託)…投資信託との違いはコストにあります。保有期間中に発生する信託取引はETFが一番安いといえます。
4.REIT(不動産不動産投資信託)…不動産を運用する投資法人にお金を預ける代わりに賃料収入の一部を受け取る商品です。賃料は値崩れしにくくインフレリスクに対応しやすいと言われています。
3-3.情報収集
儲けるヒントを情報収集していきます。
「スマホ」と「四季報」があればほとんどの情報を入手することができます。
3-4.売買注文
忙しいサラリーマンが副業で投資をするのであれば、月~金に情報を収集し、土日で売買注文をする人も多いようです。
4.つみたてNISAとは?
2018年1月から始まった少額投資非課税制度です。年間投資上限額は40万円と少額になりますが、運用駅の非課税期間が20年過ぎ、トータルで考えると高い貯蓄性を秘めています。
また、投資対象は低リスクな投資信託になります。一定期間の運用状況確認は必要になりますが、毎日のように相場を確認する手間は必要ありません。よって、初心者向きの投資といえるでしょう。
4-1.NISAとの違い① 投資対象が違う
NISAの投資対象が株式や投資信託、ETF、REITであるのに対し、積立NISAは金融庁が示した長期の積立や分散投資に適した一定の投資信託のみとなります。その分リスクも少ないといえます。
4-2.NISAとの違い② 非課税投資枠が違う
NISAは年間120万円までの投資分が非課税ですが、積立NISAは1/3になる。しかし、非課税の期間が長いため、トータルとしては積立NISAが有利になる。
4-3.つみたてNISAが出てきたことで変わること
2018年1月、積立NISAがスタートしたことにより、少額投資非課税制度は、「NISA」「積立NISA」「ジュニアNISA」と3つに分かれることになりました。
ジュニアNISAと他の併用はできどちらかを選ぶことになってしまいますが、NISAと積立NISAの併用はできません。
NISAについては、非課税額が120万円と大きく対象商品もたくさんあるNISAはアクティブな投資を求める人に向いているといえます。一方積立NISAは、低リスクでコツコツと運用したい人に向いています。ジュニアNISAは18歳まで途中払い出しに制限があるため、教育資金の貯蓄や相続税対策に活用する人が多いです。
どれにするかは自由ですし、どれが正解というのはないといえます。
しかし、今月からはじまった積立NISAは投資の一歩として、この機会に始められるのはおススメといえるでしょう。